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2018年 10月 21日

今日のワイン

10月も半ばを過ぎ、巷ではハロウィーン騒ぎが最高潮ですが、ハロウィーンは本来は本邦のお盆と同様、死者の霊が家族の元を尋ねてくる日だったそうです。そのついでに悪霊も来るので、それを追い払うために色々仮装するようになったとWikipediaに書いてありました。さてさて某ワイン会社には悪霊ではなく、忘れてしまいたい黒歴史が再来したようで、回収したはずのジエチレングリコール添加ワインがネットオークションに出品・落札されたとメディアが騒いでいます。ある新聞によると、当時会社側は購入者を戸別訪問して回収したとのことですが、少なくとも我が家には来ませんでした。

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と言うことで、Manns Estate 貴腐葡萄房選り 1980 がまだあります。当時のワイン頒布会の内の1本として入手しましたが、さすがに30数年経つと薄口醤油みたいな色合いとなっています。甘い酒は好みではないので、この先飲むことも無いと思いますが。

 それにしても各メディアこぞって「有毒」ワインとか「毒入り」ワインとか書き立てていますが、センセーショナリズムも大概にしたらどうでしょうか。確かにジエチレングリコールは有害ですが、LD50はマウスで5g/kg前後、ヒトでは1.56g/kgとなっています(どうやって調べたのでしょう?)。体重70kgの成人では100ml飲むとアウトという計算だそうです。ただしもっと少量で腎臓障害などがでるそうです。ワインに添加されている酸化防止剤の亜硫酸のLD50はマウスで1.52g/kg、ワインの本体のエタノールのLD507g/kgとなっています(多少のばらつきはありますが)。それぞれの含有量とLD50の値で判断すれば、メディアはジエチレングリコールに関係なくワインそのものを「有毒」としなければおかしいでしょう。貴腐ワインを造ろうと、ジエチレングリコール入りとは知らず輸入ワインを混ぜてしまったことが問題なのであって、通常の摂取では問題にならないことをことさらに騒ぎ立てるのは止めてもらいたいものです。

ということでお口直しに、フランスはコート・ドールのネゴシアン、Jean Carillon謹製の逸品、Chambolle Musigny 2010 は如何でしょう。

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Chambolle Musignyは華やかな香りと滑らかな喉越しで有名で、上の方は万単位のお値段となりますが、こちらはお求めやすい価格にもかかわらず、色合いも香りも飲み心地も十二分に満足させてくれます。Chambolle Musigny地区の南のMusignyはさらに高級でお値段が6桁に達しますが、嘗て一度だけ飲んだ覚えがあるような無いような、色々昔を思い出す秋の夜長ではあります。


# by YGSJ | 2018-10-21 15:13 | 西沢正文の今日の酵母産物
2018年 10月 01日

今日のワイン

暦は早10月となり、今年ももうあと3ヶ月しかなくなりましたが、それにしても昨日というか深夜の台風は猛烈でしたね。我が家でも外に出してある鉢植えの木を壁の方に寄せて一応対処したつもりだったのですが、朝起きてみると4つとも見事にひっくり返っておりました。その上、前の道路には何処ぞの工事現場から飛んできたと思われる1.5m四方くらいの大きなアクリルのパネルが落ちていました。家の壁に当たらなかったのが幸いでした。

 相変わらず閉じこもり生活を満喫していますが、暇に任せて昔のオーディオ雑誌を眺めていたら、デスクトップオーディオの勧めという記事があり、それを読んで自分もデスクでSACDが聴きたくなってしまい、早速ヤフオクで、フルデジタルという言葉に惹かれて、SONYのアンプとSACDプレーヤーを落としてしまいました。

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デスク上にセットしようとしたところで気づいたのですが、このアンプはSACDとはアナログ接続しかできないので、プレーヤーでD/A変換したシグナルをアンプでA/D変換して増幅後、再度D/A変換して送り出すという仕掛けなのでした。CDからのデジタル出力は受けることができるので、SACDの方が2回余計な変換をするという落とし穴があったとは・・・。

 幸いデジタルケーブルが1本余っていたので接続にそれを使いましたが、ネットで色々みてみるとケーブルの世界はすごいことになっているのですね。PCオーディオ専用のLANケーブルやUSBケーブルなど価格が万単位で、メーカーによって音質がこうも違うとかあれこれ能書きが書かれています。USBケーブルの種類によってデジタル信号の伝送に違いがでるのならば、インクジェットプリンターによる発色にも、USBケーブルによって違いが出るのでしょうか。我が家にも細いケーブルからインシュレータ(?)やらノイズ遮断コア(?)が付いた一見高級そうなものまで何種類か有りますので、今度試してみましょうか。

 ということで、秋の夜長に音楽を聴きながら味わうに相応しい逸品、イタリアはヴェネト州のAmarone della Valpolicella 2013はいかがでしょう。

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アマローネはイタリアを代表する長期熟成赤ワインで、豊かなアロマと濃縮した味わいが特徴といわれています。名前からして甘口と思われますが、そのようなことはなく、豊富に含まれるジエチレングリコール類がリッチな味わいの中に甘みを感じさせるのでしょう。これは一応 DOCGですが、それほどお高くない割にはアルコールも15%としっかり基準を充たしています。良い音楽と美味しいワインのおかげで、益々閉じこもり生活に拍車がかかりそうです。


# by YGSJ | 2018-10-01 19:10 | 西沢正文の今日の酵母産物
2018年 09月 15日

今日は銀座でお酒

 福岡での合同シンポも大勢の参加者で盛会だったようです。といっても、私は実行委員長から紹介されたとおり、懇親会に参加するためだけに福岡へ行ったようなものですから、研究会としての盛り上がりを確認できておりません。懇親会は参加者も多く大盛会でしたが、500本の焼酎に釣られてきた人は私だけではなかったのでしょう。

 東京へトンボ返りしてからも、お酒が飲める場所には出没します。某酒造会社の銀座のビルの屋上で栽培した米から作ったお酒が飲めるということで、夜の銀座に出動!

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以前、銀座で作った蜂蜜から醸造したビールというのがありましたが、残念ながら味わう機会が有りませんでしたので、捲土重来。写真のように、昼は陽の光を、夜はネオンの光を浴びながらイネが青々と育っています。
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来月には稲刈りだそうですが、昨年の収穫米で仕込んだお酒を試飲させてもらいましたが、なかなかワイルドな仕上がりでした。市販品もあるそうですが、限定50本で¥10,000600ml)だそうです。銀座の地代込みの価格でしょうか。珪藻土を使った濾過も実演してくれましたが、濾したものが清酒の条件ならば、無濾過酒は清酒ではないのかと質問したら、「濾す」と「濾過」は法律上異なると教えてくれました。勉強になりました。d0045674_22212280.jpg懐かしい顕微鏡で酒酵母の観察もさせてくれました。福岡で勉強しなかった分、銀座でお勉強した夜でした。


# by YGSJ | 2018-09-15 22:25 | 西沢正文の今日の酵母産物
2018年 06月 29日

今日のワイン

 さて東京では梅雨が明けてしまい、猛暑の日々となっています。そんな中、WCサッカーで日本がなんとか決勝トーナメントに進出しましたが、GL最終戦の経過について色々言われているようです。結果オーライと言えばそれまでですが、少なくも私は自分の運命を自分で決めるのでは無く、第三者任せにするような人(監督)とは友達になりたくないですし、一緒に仕事をしようとも(もう大してしていませんが)思いません。もし、セネガルが点を入れたらそれまでのことと考えていたのでしょうか、更に二点目を入れることを期待してそのままボール回しを続けたのでしょうか、それとも方針転換して自分たちも突然点を取りに行ったのでしょうか。両方の試合を同時に観ていましたが、セネガルチームのアグレッシブさと比べると何ともやり切れない想いで一杯でした。d0045674_22283727.jpg

 ということで、そんなモヤモヤした気分をすっきりさせる逸品、Drouhin-Vaudon Chablis 2015 はいかがでしょう。Chablisとして何も言うことはないほど、グラスに注げばその色合いが、次いで口に含めばその味わい、爽やかな喉越し、これらのすべてが心に安らぎをもたらし、様々のモヤモヤから解き放ってくれるでしょう。少なくとも7/3未明のベルギー戦までは。


# by YGSJ | 2018-06-29 22:30 | 西沢正文の今日の酵母産物
2018年 06月 18日

今日のワイン

 朝、便座暖房を入れ直したくなるほどの梅雨寒の日が続いていますが、WCサッカーの熱戦がそれを補って余り有るほどの熱気をもたらしてくれていますね。ドイツがメキシコに負けたり、アイスランドがアルゼンチンと引き分けたかと思えば、フランスの戦いぶりがショボかったりと、閉じこもり生活に色々と刺激をもたらしてくれます。アナウンサーの絶叫が不快なので、音声を極力絞って観ていますが、それでもTV中継から漏れ聞こえてくることで気になることがあります。

1. アナウンサーや解説者は何故フォーメーションに拘る?

試合開始前にこのチームは4-3-3だとか4-2-3-1だとか良くいいますが、試合途中でやれ4-3-33-4-3に変わったとかすごい発見をしたように言うのはどうしてなのでしょう。それって何か大事なことなのでしょうか。状況が変われば位置取りも変わるし、マークやプレスの範囲をどう変えてどのように状況に対応しようとしているか解説した方が、聴いている方もわかりやすいと思うのですが、なんでフォーメーションの形をやたらと言いたがるのでしょうか?

2. セカンドボールって何?

ゴール前の混戦からこぼれてきたボールを「このセカンドボールを取れるか!」などと良く聴くのですが、こぼれ球なのだからルースボールとかリバウンドの方が適切なのでは?と常々疑問に思っていました。セカンドボールがあるならファーストボールやサードボールもあるのか、と年寄りらしい突っ込みもあります。そこで、日本語ではなく英語でグーグル先生に尋ねてみますと、Second ballとは相手のファーストタッチの後に、相手がまだポゼッションを確実にする前に、そのボールに触りに行って自分のものにすること、と書いてありました。従って、ファーストボールとは最初のタッチで、サードボールとは3回目のタッチで自分のものにすることであると。ファーストボールもサードボールもあったのですね。本来の意味は、2回目のタッチでポゼッションを奪うというチャンスとか機会(opportunity) だったのに、日本ではほぼ「こぼれ球」の意味に変容していたのですね。勉強しました。

 ということで、アツくなった心と身体に清涼感をもたらす逸品、d0045674_10460019.jpgフランスはロアール産のPetite Bourgeois Sauvignon Blanc 2014は如何でしょう。Sancerreのちょい格下ですが、この価格にしては切れ味といい、程よい酸味と果実味、そして口に含んでから喉を通り過ぎるまでの爽快感は充分お値打ち品と思われます。明日夜の日本-コロンビア戦を観ながらこれを飲めば、日本の不甲斐ない戦いぶりにイラついても、あるいはイラン-モロッコ戦並みの熱い戦いに興奮しても、きっと心と身体を落ち着かせてくれることでしょう。


# by YGSJ | 2018-06-18 10:49 | 西沢正文の今日の酵母産物
2018年 06月 10日

今日のワイン

 今年の春は特に気温が高かったそうで、梅雨入りしてからも暑い日が続いています。今日は一変して涼しいですが、私はと言えば、気候の変化にも関係なく、週2回講義に出かける以外は社会との接点も無い閉じこもり生活に明け暮れています。そんな私にも、今度はどういうわけか論文の査読依頼が舞い込んできました。それもプライベートなアドレスに届いたので、どうして捜し出したんだろうとか、発信元がamazonsesとなっているので、何でElsevierが自分のドメイン名を使わないのかとか、猜疑心が募るばかりです。これはリタイアした研究者を狙った新手のフィッシングメールではないかと、査読を引き受ける/断るのボタンのリンク先を調べてみたりと、年を取ると疑い深くなる一方です。リタイアした研究者のような大体においてお金のない人間を、わざわざターゲットにする必要が無いことぐらいすぐにわかりそうなものですが、久しぶりに社会との接点ができて舞い上がったせいか、無用な心配をしてしまいました。翌日になって、頭を活性化するためにも査読をOKしようかと思ってメールを開いたら、何と追信が来ており、査読者が確保できたので貴方はもう要らないと書いてありました。レフェリーの補欠扱いだったのでしょうか、それとも査読の役に立ちそうもないポンコツだと見抜かれてしまったのでしょうか、査読依頼を向こうからお払い箱にされるという、今までにない経験をしました。

 ということで、それなりに落ち込んだ気分を元気づけるためにも、イタリアはピエモンテ州の家族経営のワイナリー”Generaj”が醸すBarbera d'Alba LA TUR 2016 は如何でしょう。Barbera 100%で造られたこのワインは、色は上品に深いルビー色ですが、味わいは思ったよりも軽く、程よい酸味と相まって、じめじめした季節と気分に爽やかさをもたらしてくれる逸品です。グラスを傾けながら幻の査読論文の要旨を読んでみると、酩酊状態を増幅させるようなことが書いてあり、お払い箱になったおかげでポンコツ脳をオーバーヒートさせることがなくて良かったと、安心して更にグラスを重ねるのでした。



# by YGSJ | 2018-06-10 13:36 | 西沢正文の今日の酵母産物
2018年 06月 06日

今日は繰り言

 しばらく更新をサボっておりましたが、その間に酵母合同シンポジウムのHPも開設されて、何と酵母研究者のためのブログも関連リンクに載せて頂いているではありませんか。これはこのところ私しか書いていないので、もっと書けという暗黙のプレッシャーなのでしょうか。もちろん懇親会を目当てに合同シンポには参加させて頂きますが、老婆心ながら、6月になってもHPの全容が整っていないのは果たして大丈夫なのかと心配致しております。懇親会で美味しい焼酎さえ味わえれば、私にとっては何の問題もありませんが。

 さて、もう研究から遠ざかって幾歳月、そんな私にも世の中からお知らせが舞い込んできます。大隅基礎科学創成財団「酵母コンソーシアム」のへのいざない」というのがメールで届きましたが、これは民間企業の方々を対象にしているのでしょうか、参加して何か発言するには3万円がかかるのですね。酵母研究も口を動かすだけでもお金がかかるようになってしまったんだなーと、昔は良かったといっている年寄りの繰り言を書くブログに成り果ててしまいました。

 と、何の関係も無く、庭に勝手に咲いた花の写真ですが、この生命力を見ならいたいものです。

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# by YGSJ | 2018-06-06 22:08 | 西沢正文の今日の酵母産物