夏休みの一日、知り合いを訪ねに軽井沢へ日帰りで出かけてきました。JRの横川・軽井沢間がなくなって久しいですが、軽井沢駅から横川方面を望むと、このような寂しい景色となっているのですね。EF63の重連に牽かれて登った昔が懐かしいです。ED42の時代にはここを通った記憶がありません。
昔話はともかく、帰りの新幹線に乗ろうと駅まで戻ってくると、大勢の人が改札口付近に集まっています。聞けば、天皇皇后両陛下が静養を終えられて東京まで戻られるとのことで、お姿を一目見ようということなのでしょう。両陛下が下々の者と同様、エスカレーターに乗ってホームへ降りるとも思えませんが、切符を持っている人は幸い中に入れてもらえたのですが、東京方面の上りホームはやんごとなきお方が使用されるため、平民は下りホームから上り列車に乗るようにと指示されました。ホームに降りてみると、向かい側ホームには、既に、案内板表示によると「団体専用列車」が入線しており、厳つい黒服が眼光鋭く辺りを睥睨しております。
あれにご乗車されるのかと待っていますと、手前の番線に別の「団体列車」が入線してきて、窓のシェードもすべて下ろされていますので、完全に目隠しされてしまいました。
これではどちらの列車にいつ乗られるのかさっぱりわかりません。警備上の問題からは当然でしょうが、動き出した方に乗っているに違いないと言うことで、やはり後から来た手前側の列車が動き出し、最後尾にグランクラスを連結した「団体列車」は東京に向けて走り去っていきました。私たちが乗る「あさま」はちゃんと下り
4番線に入線してきて、「団体列車」の後を東京まで無事に走行していきました。