日々の熊本生活は市電に乗って通勤することから始まりますが、途中に最初は全く名前が読めなかった停留場があります。
蔚山町
段山町
杉塘
皆様はいかがでしょうか。由来を調べてみるとなかなか歴史の勉強になります。
さて、先日は熊本在住の郡家先生を囲んで一夜を過ごしました。先生は今年米寿を迎えられますが、非常に矍鑠としておられます。
学校給食のパンはワシが作った酵母で膨らませとるんやと郡家先生
お店は入り口が二階にある上に(エレベータはなし)、個室もさらに店内の結構急な階段を上ったところにあるのですが、一人でしっかりと上ってこられました。私と雇い主の先生も一応高齢者(そのうち准高齢者に格下げされるようですが)ですので、話題は必然的に昔話になります。郡家先生の大日本製糖時代の話に始まり、当時作った酵母が日本中の給食のパンの発酵に使われているとの偉業に驚き、西沢さんも私の酵母で作ったパンを食べたはずだと言われましたが、私たちの頃の給食はガリオア・エロア(呪文みたいですが)援助で来た小麦粉から作ったパンと脱脂粉乳でしたので、さすがの郡家酵母でも膨らみが悪かったのでは思いました。料理の方は馬刺しに始まり、先日の店よりは今回の方がやや格が上なので馬刺しも上品です。
メインは阿蘇赤牛と天草大王(イカではなく鶏です)の溶岩焼き、締めは穴子の型寿司と結構な味わいでした。酵母産物の方も、「佐藤」「伊佐美」「島美人」「三岳」と焼酎づくしで、実に充実した楽しい一夜を過ごすことができました。